原油の値段が異常に高くなっている。1バレル100ドルというのだから驚きだ。一年で倍以上になっている。これでは、原油に頼っている企業はやっていけない。すでに廃業を決めている中小企業も多いと聞く。
原油高の一因に、日本の政治の停滞があるというのだから皮肉な話である。株式市場では、日本の将来に対する失望から、株安が続いている。そして、株に魅力がないため、投機筋が原油先物市場に資金を移しているというのだ。株価の上昇は、見込めないが、原油は確実に値上がりするということだろう。
しかし、これはチキンレースである。原油が高くなりすぎると、原油の買い控えが起こる可能性があるからだ。外国人投資家の読みは、インドや中国での需要は今後も急拡大するということなのかもしれない。
ただし、原油高がすべて悪いというわけではない。かつて石油危機が叫ばれたとき、日本の企業は省エネ技術の開発に真剣に取り組んだ。おかげで、日本の技術は世界最高といわれている。
さらに言えば、国民の意識変革である。まわりを見渡せば、明らかに燃費の悪そうな大型カーが売れている。家族全員で遠出がしたいということらしいが、省エネという言葉がむなしくなる時がある。ガソリンの値段が上がれば、できるだけ消費を抑える工夫をするようになるだろう。われわれの意識も変化するというわけである。
2008年1月6日日曜日
議員報酬を時給に
久々にいい話を聞いた。議員報酬を時給にした自治体があるというのだ。議会に出席した議員に時給を払うという画期的なものだ。
もちろん、交付税がカットされ、いままでのようにお手盛りの給与が払えなくなったという背景はあるのだろうが、大胆な変革である。この案を議会で可決したというのだから、賛成した議員たちにも拍手を送りたい。
国会議員も、この地方の改革を手本にすべきであろう。国が借金にあえいでいるのに、ひとりあたり3億円もの税金を毎年使っている。しかも、その仕事は、一部の人間に利益誘導するためだけのもので天下国家を論ずるものではない。
国会議員も含め日本全体の議員報酬を時給にする。そして、その仕事の主なものを予算と決算の審議とする。そうすれば、どれだけ国の借金が減るであろうか。なにより金儲けのために議員になろうとする人間は確実に減るであろう。
もちろん、交付税がカットされ、いままでのようにお手盛りの給与が払えなくなったという背景はあるのだろうが、大胆な変革である。この案を議会で可決したというのだから、賛成した議員たちにも拍手を送りたい。
国会議員も、この地方の改革を手本にすべきであろう。国が借金にあえいでいるのに、ひとりあたり3億円もの税金を毎年使っている。しかも、その仕事は、一部の人間に利益誘導するためだけのもので天下国家を論ずるものではない。
国会議員も含め日本全体の議員報酬を時給にする。そして、その仕事の主なものを予算と決算の審議とする。そうすれば、どれだけ国の借金が減るであろうか。なにより金儲けのために議員になろうとする人間は確実に減るであろう。
2008年1月5日土曜日
日本売り
大発会で株価が大幅に下落した。アメリカの株安を反映したと言われているが、アジア諸国では株価が上昇している。
日本の株式市場は外国人投資家が支えている。その日本売りが始まったと見るのが正しいだろう。小泉政権で始まった改革は、安部政権に受け継がれたと見られていたが、官僚の陰謀で安部さんは失脚した。福田政権は、明らかに官僚の言いなりである。
独立行政法人の改革失敗にみられるように、かつての自民党政治の復活である。ばら撒きも始まった。赤字国債も垂れ流しで、今後も日本の借金は増え続けるであろう。
もちろん、改革には痛みが伴う。それで損をする人間も多い。利権を失う官僚や政治家、それにぶらさがっている連中は、なんとしてでも改革の足を引っ張りたい。しかし、海外から見れば、それは日本崩壊への序章でしかない。
日本の株式市場は外国人投資家が支えている。その日本売りが始まったと見るのが正しいだろう。小泉政権で始まった改革は、安部政権に受け継がれたと見られていたが、官僚の陰謀で安部さんは失脚した。福田政権は、明らかに官僚の言いなりである。
独立行政法人の改革失敗にみられるように、かつての自民党政治の復活である。ばら撒きも始まった。赤字国債も垂れ流しで、今後も日本の借金は増え続けるであろう。
もちろん、改革には痛みが伴う。それで損をする人間も多い。利権を失う官僚や政治家、それにぶらさがっている連中は、なんとしてでも改革の足を引っ張りたい。しかし、海外から見れば、それは日本崩壊への序章でしかない。
2007年12月28日金曜日
ニセ学位
文部科学省の調査によると、金で博士号を売る、いわゆるディグリーミルと呼ばれる機関から学位を取得していた教員の数が48名に上ることが明らかになった。
もともと大学教授になるために明確な資格も免許もいらない。「博士あるいはそうと同等の能力があるもの」という条項があるが「同等の能力」とは何かが書かれていないのである。この結果、見識も知識もない人間が大学教授に採用されている。
博士号を苦労して取得した人たちが就職先に困っているということが社会問題になっている一方で、学位を持っていない人間がやまのように大学教授の職を得ている。明らかに矛盾であろう。
大学教授になる基準に「博士号を有する」という一文をいれればよいのであろうが、大学を格好の天下り先にしている官僚や政治家にとっては、都合の悪いことであるから、今後もいまの状態が続くのであろう。
とは言っても、博士号がないのに教員になるということに居心地の悪さを感じているものも多いようだ。そこで登場するのがディグリーミルである。金だけで学位を買えるとあれば、ついつい手を出したくなる。
ただし、このようなニセ学位を問題にするならば、博士号を持たない教授が何人いるかも公表すべきであろう。それこそが問題である。同じ紙面に、官僚が大学教授になるということが、臆面もなく報道されている。
もともと大学教授になるために明確な資格も免許もいらない。「博士あるいはそうと同等の能力があるもの」という条項があるが「同等の能力」とは何かが書かれていないのである。この結果、見識も知識もない人間が大学教授に採用されている。
博士号を苦労して取得した人たちが就職先に困っているということが社会問題になっている一方で、学位を持っていない人間がやまのように大学教授の職を得ている。明らかに矛盾であろう。
大学教授になる基準に「博士号を有する」という一文をいれればよいのであろうが、大学を格好の天下り先にしている官僚や政治家にとっては、都合の悪いことであるから、今後もいまの状態が続くのであろう。
とは言っても、博士号がないのに教員になるということに居心地の悪さを感じているものも多いようだ。そこで登場するのがディグリーミルである。金だけで学位を買えるとあれば、ついつい手を出したくなる。
ただし、このようなニセ学位を問題にするならば、博士号を持たない教授が何人いるかも公表すべきであろう。それこそが問題である。同じ紙面に、官僚が大学教授になるということが、臆面もなく報道されている。
2007年12月16日日曜日
今年の漢字「偽」
今年の漢字は「偽」に決まった。日本漢字能力検定協会が、その年の世相を表す漢字一字を公募で集め、一番票を集めたものを「漢字の日」の12月12日に発表している。
偽が選ばれたのは、今年、発覚した食品偽装によるものだろう。第二位が「食」第三位が「嘘」であったことからも明らかである。
ところで、偽という字は「にんべん」に「為(ため)」と書く。よって、人のために何かをすることが「いつわり」になると、皮肉な解釈しているひとも多い。面白い解釈ではあるが、これは正しくはない。それに、食品偽装は「ひとのため」ではなく「自分のため」あるいは「経営者のため」に行われたものである。
「為」は「為す(なす)」とも読む。つまり「偽」は「人為」つまり「人が為すこと」という意味である。実は、「為」は、もともとは象使いが象を手なづける(手+象)の会意文字である。そのことから。「偽」は「ひとが手を加えて本来の性質や姿を変える」という意味になったという。これが「偽(いつわり)」の字源である。
ところで、「偽」が今年の漢字に選ばれたが、忘れてならないのは、今年発覚した偽装は何十年も前から延々と続けられてきたという事実である。食品だけではない。耐震偽装や年金問題、薬害肝炎、防衛庁スキャンダルなどの官庁の不祥事もすべてそうである。
あえていえば、ここ何十年の日本社会の世相を漢字一字であらわせば「偽」となるということであろう。
偽が選ばれたのは、今年、発覚した食品偽装によるものだろう。第二位が「食」第三位が「嘘」であったことからも明らかである。
ところで、偽という字は「にんべん」に「為(ため)」と書く。よって、人のために何かをすることが「いつわり」になると、皮肉な解釈しているひとも多い。面白い解釈ではあるが、これは正しくはない。それに、食品偽装は「ひとのため」ではなく「自分のため」あるいは「経営者のため」に行われたものである。
「為」は「為す(なす)」とも読む。つまり「偽」は「人為」つまり「人が為すこと」という意味である。実は、「為」は、もともとは象使いが象を手なづける(手+象)の会意文字である。そのことから。「偽」は「ひとが手を加えて本来の性質や姿を変える」という意味になったという。これが「偽(いつわり)」の字源である。
ところで、「偽」が今年の漢字に選ばれたが、忘れてならないのは、今年発覚した偽装は何十年も前から延々と続けられてきたという事実である。食品だけではない。耐震偽装や年金問題、薬害肝炎、防衛庁スキャンダルなどの官庁の不祥事もすべてそうである。
あえていえば、ここ何十年の日本社会の世相を漢字一字であらわせば「偽」となるということであろう。
2007年12月15日土曜日
薬害肝炎
世の中には分からないことが多い。今回、強くそう感じたのは薬害肝炎患者に対する国の対応である。誰が見ても明らかである。国に責任があるのであるから、その責任を負いなさい。そう言いたい。
フィブリノゲン製剤は、人の血液の成分を原料とした医薬品の一種で、大量出血時の止血等の目的で使われてきた。原料に混入した肝炎ウイルスを不活性化するための技術が不十分であったため、多くのひとがC型肝炎に感染した。
これだけ被害が広がったのは、厚生労働省と、そこから天下りした人間の会社の隠蔽行為が招いた不幸である。海外では、とっくに問題が指摘されていたのに、放置したのだ。明らかに、自分たちの保身だけがすべてで、一般市民など死んでも構わないという発想である。薬害エイズ問題とよく似ている。
今回の救済の問題点は、救済する範囲を限定しようとするものである。裁判所もそれに賛成している。
情けないのは舛添大臣である。発言がきわめてあいまいだ。しかし、その理由がなんとなくわかった。全部認めたら、厚労省の予算が吹っ飛ぶかもしれないのだ。なにしろ約29万人に投与されているのだ。感染者は1万人程度とされているが、今後も増える可能性がある。
治療にはインターフェロン投与が有効であるが、費用が高い。2週間で20万円。一万人でも20億円である。もちろん、これで治療は終わらない。今後、患者が増えれば、とてつもない額になる。国が必死になってごまかそうとしているのが分かる。
フィブリノゲン製剤は、人の血液の成分を原料とした医薬品の一種で、大量出血時の止血等の目的で使われてきた。原料に混入した肝炎ウイルスを不活性化するための技術が不十分であったため、多くのひとがC型肝炎に感染した。
これだけ被害が広がったのは、厚生労働省と、そこから天下りした人間の会社の隠蔽行為が招いた不幸である。海外では、とっくに問題が指摘されていたのに、放置したのだ。明らかに、自分たちの保身だけがすべてで、一般市民など死んでも構わないという発想である。薬害エイズ問題とよく似ている。
今回の救済の問題点は、救済する範囲を限定しようとするものである。裁判所もそれに賛成している。
情けないのは舛添大臣である。発言がきわめてあいまいだ。しかし、その理由がなんとなくわかった。全部認めたら、厚労省の予算が吹っ飛ぶかもしれないのだ。なにしろ約29万人に投与されているのだ。感染者は1万人程度とされているが、今後も増える可能性がある。
治療にはインターフェロン投与が有効であるが、費用が高い。2週間で20万円。一万人でも20億円である。もちろん、これで治療は終わらない。今後、患者が増えれば、とてつもない額になる。国が必死になってごまかそうとしているのが分かる。
2007年12月14日金曜日
厚生労働大臣
最近は少し応援したくなった。舛添厚労大臣である。ただし、政治家になる前から、その発言はめちゃくちゃだった。論理性や一貫性がまったくない。しかも根拠がないにも関らず相手を攻撃する。
こんな人間とは一緒に仕事はしたくない。彼はその典型であろう。しかし、思った。頑迷固陋な役所に風穴をあけてくれるのではないか。毒をもって毒を制す。
案の定、大臣になったとたんに迷走発言を繰り返してくれた。「役人を牢屋に入れる」「年金は最後のひとりまで明らかにする」もちろん、そんなことは不可能である。とはいっても、こんな閉塞状態では、ちょっとした刺激になるのではないか。そう期待した。
しかし、期待ははずれた。年金もだめ。薬害肝炎訴訟もだめ。役人のいいなりである。とは言っても、すべてが悪いわけではない。内閣の中で、唯一行革大臣に協力姿勢を見せている。それは評価できる。首相の福田さんをはじめ、他の大臣はすべて改革には否定的であるから、特筆すべき存在であろう。パフォーマンスと言えなくもないが、そこだけは評価したい。
ここで思う。もう彼には、政治家としての将来はないのであるから、マスコミを利用して世のひとのために行動したらどうなのか。年金の問題にしても、非協力的な役人と徹底的に戦う。薬害問題に対しても、役所の責任を厳しく追及する。そして早く結論を出す。
それができないのは野心があるのだろうか。
こんな人間とは一緒に仕事はしたくない。彼はその典型であろう。しかし、思った。頑迷固陋な役所に風穴をあけてくれるのではないか。毒をもって毒を制す。
案の定、大臣になったとたんに迷走発言を繰り返してくれた。「役人を牢屋に入れる」「年金は最後のひとりまで明らかにする」もちろん、そんなことは不可能である。とはいっても、こんな閉塞状態では、ちょっとした刺激になるのではないか。そう期待した。
しかし、期待ははずれた。年金もだめ。薬害肝炎訴訟もだめ。役人のいいなりである。とは言っても、すべてが悪いわけではない。内閣の中で、唯一行革大臣に協力姿勢を見せている。それは評価できる。首相の福田さんをはじめ、他の大臣はすべて改革には否定的であるから、特筆すべき存在であろう。パフォーマンスと言えなくもないが、そこだけは評価したい。
ここで思う。もう彼には、政治家としての将来はないのであるから、マスコミを利用して世のひとのために行動したらどうなのか。年金の問題にしても、非協力的な役人と徹底的に戦う。薬害問題に対しても、役所の責任を厳しく追及する。そして早く結論を出す。
それができないのは野心があるのだろうか。
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