2008年3月23日日曜日

新銀行東京

 どうやら都議会は400億円の追加融資に賛成するようだ。銀行がつぶれたら、融資先や預金者に迷惑がかかるというのが、その理由という。苦渋の決断であるとも言っている。

 しかし、この銀行ができたとき、都議の口利きでただ同然の融資を受けた不届き者が多いと聞く。要は、身内を助けたいというだけの話である。しかも、たとえ融資先がつぶれたとしても都が後始末をしてくれるということから、詐欺まがいの融資も横行したという。つまり、借りるだけ借りて踏み倒すという強引な手法である。おそらく闇社会にも相当な金が流れているはずである。

 知事と都議会議員、さらに都庁の役人がよってたかって税金を食いものにした。それが新銀行東京の真の姿であろう。追加融資の400億円は、自分達の身内の金を保護するためだけのものである。すべて闇に消える運命にある。

 もちろん、全員が悪人だったわけではない。新銀行のやり方に苦言を呈した銀行マンもいたと聞く。ところが、そういう人間は、反逆者としてすべてクビにされたという。

2008年3月20日木曜日

道路特定財源

前回のブログで、道路特定財源がいかに官僚に食い物にされているかを書いた。政治家も地方の首長もそれを知っていながら、自分達の利権のために無視している。ブログでは書かなかったが、無視している連中にはマスコミも入っていた。

 道路特定財源に限らず、すべての特別会計は同じような状態にある。不必要な天下り団体をやまのようにつくり、人件費を手当てするためだけに、益のない業務を委託している。

 今回、驚いたのは、その悪行をマスコミが暴きだしたということである。その背景が実はつかめない。政治的力学がどこかで働いたとしか思えない。一説には、小泉さんが裏で動いたという話もある。真実は分からないが、いずれ、理不尽なことが一部でも明らかになったことは喜ばしい。

 ただし、影で暗躍している政治家の名前が出てこないのは不思議だ。もしかしたら、裏取引があったのだろうか。