2007年9月17日月曜日

海外サギ2

海外サギのパターンはいろいろあるが、お涙頂戴の内容で、だまされるケースもある。
「わたしは、南米の○○という国の大金持ちである。資産は一兆円をくだらない。いままでの自分の人生は、金儲けだけのために費やしてきた。そのために、麻薬取引きなどに手をだしたこともある。
 しかし、つい最近、自分の余命が半年であることを知った。自分の体はがんにおかされており、助かる見込みはない。この時になって、はじめて自分の業の深さに気づかされた。金儲けのために、どれだけひどいことをやってきたか。そして思った。自分の資産は、困ったひとたちのために役立ててもらおうと。
 ところが、自分が、資産を全部慈善事業に寄付すると言い出したら、親戚がこぞって反対しだした。彼らは、なんとも欲深い人間である。このまま、自分が死んでしまえば、すべての金は彼らに持っていかれるだろう。
 そこで、あなたにお願いがある。私の資産を、あなたの銀行口座に振り込ませてもらえないだろうか。そして、○十字に寄付してほしい。もちろん、あなたには相応の手数料を支払う」

そして、もらえる手数料の額はばかにならない。これでだまされる。情に訴えている分始末が悪い。自分が善行に協力しているのだ。こんな言い訳を自分にできる。

考えて欲しい。世の中、苦労せずに簡単に金儲けをする方法などないのだ。もちろん思わぬ収入を得る人もいる。しかし、その多くのひとは不幸になっているという。

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