2007年12月2日日曜日

道路と金

 朝、タクシーで駅まで向かったら、いつもの一方通行の道路が工事で通れなかった。タクシーの運転手がなげいていた。「最近やたらと工事が多いんですよ」と。おかげで、朝から渋滞だ。

 理由は、国土交通省である。道路特定財源を絶対に道路以外に渡したくない。ところが、予算が余りそうだ。だから、必要がないにもかかわらず、舗装したばかりの道路を掘りかえてして整備したふりをする。ばかとしか言いようがない。

 ある僻地の漁業関係者の談話が新聞にのっていた。漁港の近くに、高速道路がないため、新鮮な魚を都市部に届けるのに、狭い一般道路を猛スピードを出して車を運転しなければならない。危険このうえないという。

 そして訴える。もし、高速道路を整備してくれたら、(自分たちは)どんなに便利になるだろう。地方には、まだまだ高速道路が必要だということを理解してほしいと。まさに国土交通省の思う壺である。こんな記事をのせる新聞社もどうかしていると思うのだが。

 道路は税金でつくられる。もちろん、道路ができれば便利になるかもしれない。それは否定しない。しかし、その結果、どれだけの費用対効果がえられるのだろうか。ただでさえ、国の借金は、国民ひとりあたり1500万円ある。それを放置したまま、利用者の少ない道路をつくる意味がどれだけあるのだろう。

 そういえば、こんな理屈で、立派な港湾や岸壁が日本中につくられたことがあった。ところが、船など寄港せずに、巨大な釣堀と化しているだけと揶揄された。農道空港という無駄もあった。すべて使われずに放置され、国の借金だけが増えている。

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