2007年10月20日土曜日

実るほど頭を垂れる稲穂かな

実りの秋である。稲穂が育ち、田圃は黄金色を帯びている。そして、たわわに実った稲の頭はみごとに下がっている。その様子を見て、できた言葉が「実るほどこうべをたれる稲穂かな」であろう。五七五となっているので、ある賢人が詠んだものと思ったが、どうやら出所は不明らしい。

社会で地位や名声をえているひとほど謙虚という意味である。社会で成功するためには、自分の実力だけでは難しい。必ず、多くのひとの支援がある。それに感謝する気持ちを常に忘れないというわけである。

しかし、まわりを見渡すと、この言葉は普遍とは言いがたい。政治家しかり、テレビ関係者しかり、最近では、沢尻エリカや亀田ファミリーがすぐに思い浮かぶ。

亀田兄弟がかつてトレーニングしていたボクシングジムのオーナーが、昔は 兄弟も父も礼儀正しかったと証言している。いまの亀田ファミリーの態度が信じられないといういのだ。

 彼らは、いつから変わったのだろうか。世間の注目をあび、大金が入るようになってからだという。大阪をすて、東京の協栄ジムに移籍してからおかしくなったとされている。その人気をいいことに増長したとしか思えない。
 あれだけ世の中で注目されるようになったのは、多くのひとの支援があったからこそなのだ。それを忘れてはならない。いまは、亀田ファミリーのバッシング一色だが、これをいい教訓として、一家が初心にかえることを祈りたい。

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