いやはや驚いた。この国は、いったいどうなっているのだろうか。政府は9日、国会議員(衆院議員480人、参院議員242人)1人当たりにかかる経費は、2007年度予算で3億1078万円との試算を示した。
もちろん、ひとりあたりの金額にもあきれるが、もっと問題なのは、日本の議員の数が多すぎるということである。アメリカの人口は約3億人で、日本の約3倍であるが、下院議員の数は435人、上院議員の数はたったの100人である。
これに対し、識者のコメントとして、「ヨーロッパに比べて人口あたりの議員数は日本が少ない」とある。このコメントにもあきれる。ヨーロッパは、人口の少ない国がひしめきあっている。よって、日本では地方議員に数えられるようなひとも国会議員となっているのである。そんな地域と比較すること自体が無意味である。
日本の議員の問題は数だけではない。ひとりひとりのレベルがあまりにも低すぎるのだ。法務大臣のとんでも発言や、民主党党首の愚行からも、そのレベルは知れるであろう。
海外の議員が立派とは必ずしも言えないが、日本の議員は、おしなべて地元利益誘導型である。いかに自分の選挙区に金を落とすか。それがすべてである。そしてついでに金を自分の懐にくすねる。それが700人以上もいて、税金を食いつぶしている。
議員たちの愚行は税金の無駄遣いだけではない。族議員として役人に無理難題を押しつける。もちろん、国会議員だけが問題なのではない。政務調査費で豪華旅行をして、税金を無駄遣いしている地方議員もやまのようにいる。議員の数を半減したら、日本はどれだけよくなるだろうか。
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